行政書士って本当に必要?安心してビジネスを始める/続けるための『法的伴走者』

行政書士って何する人?

「行政書士」という名前は聞いたことがある方も多いと思いますが、『実際どんな仕事をしているの?』と聞かれると、よく分からない人が多いかもしれません。

  • 「役所の書類を作ってくれる人?」
  • 「許可とか手続きのプロ?」
  • 「弁護士とは違うの?」

そんな“なんとなくのイメージ”しか持っていない方も多いのではないでしょうか。

あるいは、「ただの代書屋でしょ?」という印象を持つ方もいるかもしれません。

しかし実は――ビジネスを始めたり進めたりする上で、“安心”と“法的安定”を支える国家資格者なのです。

許認可ビジネスの本質:「法律が土台になる分野」

ビジネスは本来、自由に始められるものです。しかし、医療・建設・飲食・産業廃棄物・輸出入・外国人の雇用など、「特別な許可(=許認可)」が必要な分野も多く存在します。

なぜこうした許認可があるのでしょうか?

それは、自由にビジネスをすると、他の人が不利益を被る可能性があるためです。「自由にビジネスをしたい」でも「他の人の利益も守る必要がある」―それを法律で調整しているのです。

許認可が必要な分野で事業を始める場合、ただ手続きをするだけでなく、「なぜこの許認可が必要なのか」を理解しておくことが、安定経営につながります。

許認可ビジネスは、「法律を土台にした事業」。この土台をしっかり築くことが、安心してビジネスを続ける第一歩です。

行政書士の本当の仕事:法的観点からの事業展開

「行政書士=手続きの代行屋さん」と思われがちですが、本当の価値はそこに留まりません。

行政書士は、まずビジネスの現場で「どんな法的課題やリスクがあるのか?」を整理し、法律や規則の趣旨を読み解きます。

そして、ひとつひとつの状況ごとに必要な許認可や条件を見極め、安心して進める方法をアドバイスします。その上で、必要書類を作成しています。

単なる書類作成だけでなく、法的な観点から「なぜこの手続きが必要か」を説明し、将来のリスクまで見据えてサポートできる――それが行政書士の専門性です。

コンサルとの違い

クライアント自身や業界コンサルタントは、それぞれ自分のビジネスや業界においてのプロフェッショナルです。ただ、許認可に関しては、複数の法律が絡み合い、個別の事情によって解釈や手続きが変わることもあり、業界知識だけでは太刀打ちができません。

行政書士は、「法的な観点からリスクや注意点を洗い出し、最適な方法を提案する」ことが役割です。ビジネスに関連する法律の知識に基づき、ビジネスをより安全にスタートさせたり、安定的に前進させることができます。

手続きそのものは時間をかければ自力でできるものもあります。ただ、「どの法律が関係する?」「思わぬリスクは?」「法的観点から将来の事業展開で気を付けるポイントは?」といった事柄は、専門知識がなければ見落としがちです。最悪の場合、知らず知らずのうちに法令違反を犯していたことがきっかけで、順調だったビジネスが傾くことだってあります。

行政書士はひとつひとつの状況を法律にあてはめて判断・解決します。法令に則ったビジネスを行うことができ、それは安定的な事業運営と拡大に繋がります。

まとめ

「言われるがままに手続きはしたけど理解していない」「法令遵守やコンプライアンス、よく分からない」「なんとなく不安」といったモヤモヤを法的に解決し、安心してビジネスに集中できる環境をつくる専門家――それが行政書士だと考えています。

「始めてみたいことがあるけど不安」「将来続けていけるか不安」といったことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

当事務所ではご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。

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やすだ行政書士事務所
兵庫県加古川市のやすだ行政書士事務所です。 元医療機器商社出身で、10年以上輸出入業務に携わってまいりました。 在留資格申請、建設業許可、医療関連許認可、輸出入関連許認可などを取り扱っております。 お気軽にご相談ください。
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